◇◆◇To Chiang Mai◇◆◇
☆ PARTⅠ☆
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ノンブア村のわんこ

【2005年6月20日】

 初めてのタイ、それもバンコクをスルーしてチェンマイに向かうべく、午後1時30分成田第2ターミナルに到着。チェックイン後に両替のために一応各銀行のレートを調べたら三井住友B/Kが一番いいので(3.07~3.23までかなりの差)1万円だけ両替。まだまだ時間があるのでDCのラウンジで優雅にコーヒーを。今回の旅は最初からVIP気分!
 JALの機内では「ミリオンダラー・ベイビー」やってました。帰国してから見ようと思ってたので、本当にラッキー!さすがにヒラリー・スワンクの演技は素晴らしかったけど、内容はアメリカ人が好きそーな話だなあ・・・と。「ミリオンダラー・・・」の後、ちょっとだけ「インファナルアフェアⅢ」まで見れて、満足の機内でした。でも・・・JALの機内食ってなんかイマイチな感じが(前回のアムスからの機内でも思ったけど)。
 定刻少し前にバンコクに到着。バンコクの空港は前回カンボジアのシェムリアップに行った時1度乗換えで利用してるのですが、鬼門なのか(?)その時も迷ったり、長い時間待たされたり、端から端までダッシュさせられたり。で、今回もトランスファーチェックインカウンターがわからず迷って、インフォメーションで聞いて、またも長い距離を歩くハメに。だいたいここは広すぎる!
 バンコク~チェンマイはタイ航空で。スコールのため出発がちょっと遅れ、チェンマイには定刻より20分遅れて到着。イミグレで写真を撮られて(係員のおじさんにその写真を見せられて笑われた!)、外に出るとツアーのガイドトイさんが待っていました。永島敏行に似てる・・・。
 約15分でエンプレスチェンマイに到着。タイの王様も泊ったという由緒あるホテル。備え付けのドライヤーがないのでエアコンで乾かして就寝。
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道端のパイナップル売り
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【2005年6月21日】

 朝7時集合なので、5時起床、6時に朝食。チェンマイから約250キロ離れたチェンセンに向かう。ドライバーはベテランのドンさん。インド・カンボジア・ベトナムに続き、4回目のVIPツアー(私1人にガイド&運転手)でございます!途中道端のバイナップル屋でトイさんがパイナップルを買ってくれて、食べながらのドライブ。途中仏塔を見学し、メコン河沿いにある街チェンセンへ。ここはあの悪名高い「ゴールデントライアングル」の街。でも今はもうアヘンの栽培は禁止され、すっかり観光地化されてるとのこと。ここでモーターボートに乗り、メコン河をクルーズ。ライフジャケットを着て、乗り込んだボートは小さくて狭くて・・・これがものすごい速さで飛ばすわけで・・・。一度口を開けてたらメコンの水が一滴入ってしまい、まっ、お腹は丈夫だから事なきを。左にミャンマー、右にラオス、そして後ろにタイ。と、まさにゴールデントライアングル!ラオス側を走っていたら、トイさんに「ラオスにちょっと上陸してみますか?」と聞かれ、こんなチャンスはないので「もちろん!」上陸しました。とはいえ、観光客向けに市場を開いているラオス領の小さな島の一角。「時間がもっとあれば奥まで行けるんですけど、ちょっと危険」とのこと。でも一応、ラオスはラオス!
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今は看板だけの「ゴールデントライアングル」
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こ・こ・これはモーターボートって言うか・・・
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一番左の小屋がイミグレーション
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お店の女の子と
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 ランチの後、タイの一番北、ミャンマーとの国境の町メーサーイへ。ここでも「もう少し時間があればミャンマーに渡れるんですけど・・・」ってことで、見るだけ!残念!
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ミャンマーの町を見渡す
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タイの立派なイミグレーション
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タイの一番北・・・っていう看板
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向こう側はミャンマー
 次は更に山を登って、今回の旅行の当初の最大の目的だった「首長族の村」へ。
 夏の旅行はいつもアジア方面なのですが、アジアはほとんど行ってしまったので、なかなか行ってみた場所が見つからず、去年は結局行かなかったわけですが、今年はふと「首長族に会ってみたい・・・」と突然思いつき、ネットで調べると「F社」と「H社」だけが「首長族」に会えるツアーをやってました。が、「F社」の方は日程が長く、無駄な時間が多かったので「H社」に決め電話したところ、社長が出て「1人で行くんだったらホームステイツアーがおすすめ!」と熱く語られちゃったので、ついつい「じゃあそれで・・・」と「ホームステイ体験」も入れちゃいました。とにかくイベント盛りだくさんになった今回の旅。
 話がそれましたが「首長族の村」に到着。大きい道路から路地に入り、車1台がやっと通れる道を200m入ったところに集落があり、入村料(?)を払って、更に進むとテレビで見たことがある村が現れます。小さな店ごとに1人首に輪をかけた女性が座ってい店番しています。私以外には白人の10人ほど団体が私の後から入ってきました。首長族はもともとはミャンマー人で、軍事政権を避けてタイに逃げ込んで来た人たちですが、収入源はこの村へ来る観光客からのものなので、今日はちょっと観光客が少ない・・・かも。女性たちは首も長い(?)ですが、顔が小さい!おばあちゃんのやってる店でスカーフを買って、「首長族の村」を後にしました。
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お店ごとに1人女性が座ってます。
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かわいい男の子とかわいいおばあちゃん
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 本日最後は、このツアーのメインである「ホームステイ」。更に山を走りいろいろな山岳民族の人たちとすれ違いながら、一路「ノンブア村」へ。途中かなり雨が降ってきました。まあ雨季だから仕方がないですが、この分だと「ホームステイ」一番のウリの「降って来るほどの星」が見れない・・・。途中、村のよろずやさんで飲み物とトイさんは子供たちにとお菓子を買い、5分後にホームステイ先であるワッチャリーさんの家に到着!ノイ・ワッチャリーさんは35歳の保健婦さんで、12歳の女の子と6歳の男の子との3人暮らし(旦那さんは亡くなったとのこと)。ミスノンブア村(?)とのことで、本当にきれいな人でした。
 家には3人だけではなく、ノイさんのお母さん、ノイさんの弟や甥っ子たち、私たち(トイさん・ドンさんも)を入れて総勢10人の夕食。甥っ子のうちの1人(中3)が誕生日だったので、ケーキまでありました。お料理は野菜の炒め物やスープ、肉と野菜の炒め物など、日本で食べるタイ料理とほとんど変わらずとっても美味しい!辛いのが好きな人は自分で調節って感じでした。デザートにはパイナップル。そしてバースデーケーキ。300人が住む小さな村なのにケーキ売ってる店があるんだ!って驚いていると、タイ人はとにかくお祝いやお祭り・パーティが好きだから、ケーキの需要も高いとトイさんが教えてくれました。でもケーキはバタークリームでかなり甘い・・・。
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夕食です。
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彼のお誕生日。15歳だそうです。
 食事が終わって、トイさんもドンさんも他のみんなも帰り(トイさんたちは別の家に宿泊)、残された私には旅行会社から買っていくように言われていた「指差すだけでわかるトラベルタイ語」だけが頼り。まあ会話にはならないけど一応団欒。子供たちは私がお土産に持っていったおもちゃを気に入ってくれて遊びまわってました。かわいいのは遊び終わった時にたくさんのおもちゃを1つ1つ元の箱に戻してちゃんとお片づけ。タイ語で「ケップ」。ノイさんと一緒に「ケップ」と言いながら大笑いしました。(子供たち2人ともとっても躾がちゃんとしてる!)
 シャワーはノイさん自慢の「お湯の出るシャワー」。とはいえ、広いシャワー室には荷物を置くところがないので、床にじかに置くしかなく、また、タオルは自分で用意しなければならなかったらしく、私はラッキーにもタオルを1本持っていたので、それで凌ぎました。もちろんドライヤーもないのでお部屋にある扇風機で乾かして・・・。トイレは水洗ですが、(タイの他の場所も同じく)水圧が低く、詰まることが多いので、使用した紙はそばにあるゴミ箱に。でもトイレットペーパーがほとんどないのは使わないのかも?これもいつものことですが旅行にはトイレットペーパーを必ず持って行くのでここもなんとか凌げました。歯磨きも洗面台にある蛇口から出ないので、シャワーの水を使いました。こういうところはやっぱり日本の便利さが恋しい・・。ノイさんにお休みを言って、自分の部屋へ(8畳くらいの部屋にベッドが2つ)。
 ところで、なぜこの村でホームステイなのか?という疑問があったのですが、トイさんに聞いてみると、昔からこの村一帯で学生のホームステイを受け入れて、田んぼや畑の作業を実習するということをやっていたそうで、その名残だそうです。もう今はあまり受け入れる家もないそうですが、ノイさんの家はホームステイ用(2人まで)の部屋もあり、もちろん受け入れの経験もあり、またこのあたりの中流家庭なので、ここでのホームステイ体験が可能になったとのことでした。
 それと・・・「H社」の社長が熱く語った「降ってきそうなほどの星空」があいにくの大雨で見ることができませんでした。残念!ノイさん曰く「この時期は毎日大雨」。
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近所のおばちゃん(どの家でも朝から籠を編んでました)
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静かなノンブア村
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ノイさんのお母さんと村のよろずやさん
 5時半に起きて階下へ(私の部屋は中二階)。トイレから出るとノイさんが起きてきました。ノイさんは今日は7時半には仕事に出るとのこと。子供たちは7時学校へ。みんなの邪魔をしないように、もう一度部屋に戻り身支度を整え、散歩に行こうとしたらノイさんもついて来てくれて、2人で家の周りを1周。途中、村の人たちの生活も覗かせてもらいました。
 ノイさんの家の近くにノイさんの実家があり、そこでノイさんはお父さんにバイクを借り(ノイさんのバイクは小さいので)、私を後ろに乗せて、更に村を今度は大きく回ってくれました。村のはずれにある大きな寺院まで連れて行ってくれましたが、昨日の夜の雨はすっかりあがって、気持ちのいい空と空気、そして景色が本当に気持ちがイイ!最高のツーリングでした。
 家に戻るともう子供たちは学校へ行った後。でも途中男の子君とすれ違ったのでバイバイできました。
 7時半に仕事に出るはずのノイさんでしたが、7時15分にトイさんたちが来たので、一緒に朝食(朝食はノイさんのお母さんが担当)を食べ、ノイさんはちょっと遅れて8時にお仕事へ。これでノイさんとはお別れです。私たちもその後に出発。ノイさんのお母さんに見送られて、ノンブア村を後に・・・。
 ちなみに朝食はお粥。帆立のヒモや野菜、お肉も入って、これがまた美味しい!今度作ってみようっと!
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ノイさんとお父さんのバイク
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ワッチャリー家
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ノイさんの家はさすが中流と言われるだけあって、パソコンもあるしステレオもDVDプレーヤーもありました。
後ろに見えるのは台所なのですが、ここには流し台しかなく、コンロなどは外のベランダ(?)にあるのです。
毎日外で調理!?煙が出るので外でやるのがここでの常識だそうで、もちろんどこの家にも換気扇などないってことです。
台所の隣のドアがトイレ、その右のドアがシャワー室。そうそう、シャワー室にはなぜか壁に穴があって、ネットで
塞がれてはいるものの、穴には虫・かたつむり、その虫を食べに来たヤモリ・・・。も、も、もう最高!


Part Ⅱに続く
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