World heritage city Luangprabang
~世界遺産の町 ルアンパバン~
**part Ⅰ**
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◆◆ルアンパバンのレストラン◆◆

◆◆1日目:成田~ハノイ◆◆
2007年初夏。「もうアジアで行きたい国はラオスかミャンマーくらいしかないな~」と思いながら、旅行関係のサイトを見ていたら

「インドシナ紀行一人旅で行く ルアンプラバンとハノイ 5日間」というツアーを見つけました。ラオスといえば首都のビエンチャンの名前しか知らず、

「ルアンプラバン」→現在「ルアンパバン」は恥ずかしながら初めて聞く地名。それも町が「世界遺産」・・・もう、ここしかない!
とはいえ、ビエンチャン周辺は外務省の危険情報で
「十分注意してください」「渡航の是非を検討してください」が出ていたので、

いつもは即決の私も、当初5月末の旅行予定をちょっとばっかり躊躇(忙しかったこともあるけど)、・・・でも結局、行くわけで。

決め手は「ハノイ経由」。ハノイから直接ルアンパバンに空路入るので、安全!!!

6月27日、半年前のクロアチア旅行の時と同様パッキングは当日。

にゃんこのてんてん君に悟られないように荷物を少しずつクローゼットに溜めておき、出発前、てんてん君を実家に預けた後パッキング開始。

夕方の便なので時間はあったはずなのに、結構バタバタしてしまい、汗(;^^)汗しながらも何とか出発!
ベトナム航空はJALとの共同運航便で、この日のフライトはJALの機体でクルーもJAL。座席は2-3-2、空いていたのでゆったり過ごせました。

パーソナルモニターでは「ゾディアック」をやっててラッキー!でも、某映画評論家が絶賛するほどの内容ではなく・・・まあ期待はしてなかったけれど。

あっという間の5時間のフライトでした。

1人にやたら時間のかかる入国審査を通過し、出口を出るとツアー名を書いた看板を持つ、若いおにーちゃん(TANさん)が待っていてくれました。

今回も当然ながら1人のツアーです。
私の「アジア1人旅」はインドからスタートしているのですが、その後、カンボジア、ベトナム、タイと1人だけのツアー催行(※イスタンブールは友達と2人ツアー)。

私1人にガイドと運転手付きというお姫様旅行!ヨーロッパは1人でなんでもできるので個人旅行、アジアでは足がないし、時間的にも短いのでパッケージツアーにしているのですが、

シーズンオフ&マニアックな場所を選んでいるので、毎回100%1人だけのツアーとなります。

でも1人だけだと現地の人と仲良くなれるし、いろいろな話ができるので、「旅を楽しむ」以外にも収穫がたくさん!

今回のツアーは、ハノイに1泊&翌日午前中ハノイフリータイム。午後の便でルアンパバンへ向かい、ルアンパバンで2泊。

帰りは夕方の便でハノイ経由成田へ。でもハノイのノイバイ空港に約6時間のトランジット。・・・6時間も何してろと???

ハノイは雨。ノイバイ空港から市内まで約40分です。私が泊まるホテルは旧市街にある「ギャラクシーホテル」。

「ドンスアン市場」には徒歩3分、どこにでも徒歩で行けそうな場所にあります。全体的には古くて小さいホテルですが、お部屋は清潔だし、

コーヒー・紅茶のサービスがあってポイント高し!時間はすでに22時、室内にあったフリーのコーヒー(うれしい!)をいただいて、就寝。


◆◆2日目:ハノイ半日観光~ルアンパバン◆◆


毎回、旅の朝食は楽しみなのに・・・このホテルは種類が少なくて、シケた感じのビュッフェ!以前ホーチミンのホテルに泊った時も、

感動した覚えがないので、ベトナムの朝食はこんなものなのかなあ??(もっと★が多ければ違うんだろうけど)
昨日、TANさんからオプショナルツアーの案内も受けましたが、それに参加してしまうと買い物もランチもする時間がないので、自分で歩き回ることにしました。
でも実は・・・道路を渡るのが恐い!・・・ホーチミンで1度経験して、道路横断が恐怖なのです。

道路はあふれるばかりのバイクの洪水で、信号はあってないようなもの(ほとんど信号無視)。道を渡るのも決死の覚悟。

なので本当はオプショナルツアーに参加して、危険を回避しようと思ってたんですが、こうなったらなんとかがんばって生きて生還しないと!

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◆◆ホーチミンシティより道路の幅が狭いので、意外に渡りやすかった・・・◆◆

外は昨日から一転、朝から晴れ晴れの激暑(さすが晴れ女!)。

地理がまだよくわからないし、12時半までにホテルに戻らなければならないというリミットがあるので、最初はタクシーに乗ることにしました。
ハノイでは半分以上のタクシー会社が
ぼったくりとのことですが、TANさんから「タクシーのボディに26または58と書いてあれば安心」と聞いていて、

ホテルのドアマンが呼んでくれたのが「58」のタクシーだったので安心して乗り込み、ドアマンに行く先(ホーチミン廟)を言ってもらい、何も心配なく乗っていたのですが・・・

歩いても15分ほどの場所で、だいたいの位置はわかっていたのに、なんかヘン???どう考えても方向が違う!

一方通行が多いので、仕方がないのかな・・・とも考えましたが、それにしても走りすぎ。そのうち運転手が私に「○×◆△?」と。

ベトナム語なのでよくわからなかったですが「ホーチミン」と言うと、「へ?」という顔。

またもベトナム語で何か言い、私が「ホーチミン!」と言うと、「あーあ」とあご髭をなでるマネ。

そして「ドアマンから違う場所を聞いたんです・・・すみません!(←たぶん)」って苦笑い。
でも「違う場所を聞いた」(←たぶん)って言われたからって、戻るにしてもその分私が払うわけでしょーが!!!

とにかくこんなところで降ろされても困るので、改めて「ホーチミン廟」に行ってもらうことにしたのですが、

途中、由緒あるお寺みたいなところを通りかかったので、「ここで降りるからSTOP!」と言ったら、「ここはVAN MIEU(文廟)だから違うよ!(←たぶん)」と。

私は「ホーチミン廟」から「文廟」に行く予定を立てていたので、そこでひらめいた!「じゃあ、この後ホーチミン廟に行くから、待ってて!!!」と。

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◆◆人柄はよさそうだけど・・・確信犯だったりして??◆◆

タクシーを待たせて文廟を一周し、再度待たせてあったタクシーに乗り、ようやくホーチミン廟へ。途中、なぜかベトナム語で話しかけてきたり、ご機嫌で(?)ラジオに合わせて歌ったり。

何か問われてもベトナム語なので当然わからないのですが、一応、単語(?)を疑問形でおうむ返しのように返してあげると、なぜか喜んでくれて・・・???
「ホーチミン廟」に着いた時はすでに69ベトナムドン。たぶん普通にホテルから走った時の3倍以上の料金になってたと思いますが、結構面白かったからいいか・・・。

降りがけに名刺を渡され「タクシーが必要な時はここへ」(←たぶん)って握手されました(笑)。

その名刺ですが普段は名刺なんか持ってないみたいで、私が「文廟」に行ってる時に道端でわざわざ作ってもらって(お金払って)ました。

「ホーチミン廟」の出入り口は2つあって、左側は出口、右側が入り口でしたが、もちろん最初はわからないので、左側でうろうろ。

人々の行動を見ていると、プレハブの建物にある荷物預け所の窓口に荷物を預けていました。

確か前日ガイドがホーチミン廟に入るにはカメラと携帯電話を預ける・・・って言ってたので、私も預けないと・・・と思い、荷物を肩から下ろしていると、

係員(軍人)のおにーちゃんが「○×▲?アウトサイド!」って。何のことだかわかりませんでしたが、結論から言うと、こっちは「受け取り窓口」で、「預け口」は逆サイド。

荷物を持って外に出ると、係りの軍人に並ばされている列があったので、わからないまま私も並ぶと・・・「上着を着ろ!」と(命令調で恐い!)。

「ホーチミン廟」はノースリーブや短パン、ミニスカート不可なのです。そのこともガイドから聞いていましたし、ガイドブックにあったので、ちゃんとカーディガン持参!

すぐに上着を来て列に並びなおすと、2人ずつ列になった20~30人くらいの一団は静々と入り口に入場!こうやって、数十名を列に並ばせ、服装チェックをしながら、少しずつ門から入れるのでした。
門の中に入ると、さきほどの荷物預け所の「預け口」があり、荷物を預ける人は列を離れ、ベトナム人と外国人と別れている窓口で預けます。

ノーチャージですが、係りのおばさんが「4ドル私に払えばアウトサイドだけ写真撮れるんだけどどうする?」と言うので払い、カメラと財布だけ持って、後から来た列の後ろに並びました。

(財布を持ったとはいえ、預けたかばんの中には別にしてある現金とパスポート、チケット等が!大丈夫なのか・・・ちょっと、いえ、かなり心配)

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◆◆ホーチミン廟◆◆


次はセキュリティーチェック。2列の列は左が何も持ってない人、右がカメラ等持ってる人の列。

カメラをX線に通して、自分も金属探知機を通ると、カメラは赤いバッグに入って戻ってきました・・・???バッグを持って、またダラダラと2列で移動。

すると途中にプレハブの小さな窓口があり、またも何人かが列を離れて何かをしてる・・・よく見るとバッグを預けてるようなので、私も預けに行きました。

赤いバッグごとカメラを預け、受け取りの札をもらうと、またも列に戻り・・・やっと「ホーチミン廟」の入り口に到着。

白い制服姿の兵隊が何人も警護していて、驚いたのはホーチミンの遺体のケースの四隅に1人ずつ4人兵隊が立っていたこと。

こう書くとわかりにくいですが、ケースは高い柵に囲まれて埋もれている形で、見物客はやや上から見下ろす形になるんですが、

柵の角の埋もれた部分からその警護の兵士の胸から上しか出てないので、結構、「えっ、こんなところに警護の兵士が!」って驚いちゃうわけで。

黙々と静かな見学が終わって外に出ると(出るのは裏口)、小さなプレハブがあり、みんなそこで「札」を渡しているので、

「この小屋はさっきのと違うけどいいのかな?」と思いながら私も「札」を渡してみると、ちゃんと自分のカメラがそこにありました!

預けてからこっちに移動させてるのね!しかし、あちこちで周囲の人のマネして正解でしたが、そのときに誰もカメラを預けたり返してもらう人がいなければ、

いったいどこで何をしていいのかわからないかも。**教訓** 周りをキョロキョロ見渡して、地元の人と同じことをしよう!

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◆◆ホーチミンの旧居・離れ?◆◆
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◆◆上は博物館 左は見学しに来たベトナムの尼さんたち◆◆


「ホーチミン廟」を出ると、それ以降は列を作らずに自由行動(?)。とはいえ、狭い道は結局列になってダラダラと暑い中を歩かなければなりません。

途中、入場料がいる場所があったりで、お財布を持ってきてて良かった!
やっと最初に間違えて入った「出口」に出て、荷物を受け取ると、さっきのおばさんにカメラを持ち込むために4ドル払った際にもらったパンフレットを「返して」と言われました(笑)。

お金を取ってパンフレット使いまわしはセコい!ちなみに荷物は無事でした。

次の場所に移動する前にトイレ。行ってみると、仕切りもドアもない!!!ベトナムにもこんなのがあるのかあー!!!

でも奥に行くとドアがあるトイレ(水洗ではなく、自分で水を汲んで流す)があったので、もちろんそっちに入りました。

たまたまトイレには誰もいませんでしたが、いなくてもできません!だいたいどっちを向いてやるんだか???

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◆◆手前の籠に使用後の紙を入れる◆◆

次は「大教会」へ。歩いても行ける距離とはいえ、かなりの暑さ、時間はもう10時半なので、タクシーで行くことにしました。

ちょうど「ホーチミン廟」の出口の前の道路に「26」のタクシーが3台停まっていたので、声をかけて乗り込みました、

が、しかし・・・そんな遠くないはずなのに、わざと遠回りしてる!?更に運転手は「大教会まで50VNDでどうだ?」って。

いったい???私は「なぜ?」「メーターがあるでしょ!」と拒み、大教会に着いた時のメーターは29VNDだったので「じゃあ30ね!」と払って、降りました。

まったく!!!良心的ってはずの「26」のタクシーもこれかあ!!誰が払うもんかあーーー!!!

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◆◆フランス領だった頃に建てられた教会◆◆

大教会からは徒歩で移動することにしました。あらためてハノイの地図を見ると・・・ほとんどが徒歩圏内。

この暑さと道路にあふれる大量のバイクさえなければ、全然余裕で歩けたはず。次回来ることがあったら、徒歩で周って、絶対にタクシーは乗らないぞ!
時間は11時少し前。この後は長い時間食事ができないので、早めの昼食を取るために「Little Hanoi」に向かいました。

カフェではまだ朝食(ブランチ)を取ってるグループが数組。ベトナムのサンドイッチ「パインミー」が食べたかったのに、まだできないと言われ、仕方なくキッシュとバナナジュースで昼食。

別な店でフォーを食べればよかったなー。


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◆◆外国人客が多い Little Hanoi◆◆
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◆◆バナナジュースとキッシュで78VND◆◆

LITTLE HANOIから徒歩2分のところに「ホアン・キエム湖」があり、そこを折り返して更に徒歩でドンスアン市場へ向かいました。

ホーチミンシティにある「ペンダイン市場」は観光客向けの商品がたくさんありましたが、ここ「ドンスアン市場」はごく普通の生活用品が売られていて、

これといってお土産になるようなものはなかったので、何も買わずにホテルへ戻りました。
時間は12時。フロントに預けておいたバッグを受け取り、ガイドを待つこと15分(約束の時間は12時半)。

これでハノイ市内とはお別れです。しかし・・・まだこれで半日が終わっただけ。相変わらず濃いスケジュールをこなしてるなあ・・・私。

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