ブルガリアの5日間
(ヨーグルトはあまり見なかったぞぉ!) |
えー・・・今年はブルガリアです。
「なんでブルガリアに?」ブルガリアでガイドさんにも聞かれましたが、理由は「ブルガリアにまだ行ってなかったから」(←ガイドさんには失礼すぎてうやむやに答えました)。
それと、春に送られてきたカード会社の雑誌に「ブルガリア特集」があり、「そうか・・・ブルガリアってこういうところなんだー。行って見よう!」って感じで。
■12月6日(木)■
久しぶりにエールフランスの夜便なので家を出るのは18時少し前。時間があるので朝から掃除・洗濯、更にレンジまわりなどやらなくてもいいような大掃除まではじめちゃいましたが、
当日までやっていなかった荷物のパッキングも昼過ぎには完了。
「わがままにゃんこ」のてんてん君(1歳4ヶ月)が来てから旅行は3回目。
過去2回は実家に預けていたので安心して出かけられたのですが、今回からは家で1人でお留守番することになり、とにかく心配でした(←じゃあ行くなよ!)。
もちろん、毎日数回、母と妹が様子を見に来てくれて、遊んでくれることになっているんですが・・・。
そんなこと考えていても出発の時間は迫り・・・てんてん君がちょうど熟睡中している時に、こっそり家を出ました。
「がんばってお留守番してね!てんてん君!」
成田第一ターミナル北ウィングは閑散としていて、出発便はあと5便を残すのみ。私が乗るAF277便は最終便でした。
両替する銀行も1店舗しか開いていないので、レートの比較しようもなく、商店街もすでにシャッターが閉まっていて本も買えない状態。さっさと出国手続きを終え、待合ロビーに向かいました。
21:55成田発→新しい機体になってから何度か乗っていますが、以前に比べ寝にくいシートになった感じがするのは気のせい?
それでも4,5時間寝たかな?って感じで早朝4:30パリ着。日本からの便はターミナル2Fに着くので移動しなければならないのですが、矢印をたどるとガランとした小さな待合室。
以前は歩いて行けたはずだったのに・・・???後から来た日本人の女性に聞いてみると、係員に「5時台にバスが来るから待ってるように」と言われたとのこと。
他には誰もいないし、彼女がいなければ私たちはどーしていいかわからなかったでしょうね。・・・とはいえ、5時台っていったい5時何分のこと?
待つこと約1時間。やっと係りの女性が現れ、バスも到着。まあ乗り継ぎ便は10時発なので、まだまだ時間はたっぷりあるものの、待たせすぎじゃないかと?
でもきっとここターミナル2Fから一番離れた2Bまで、客に長い距離を「歩け」とは言えないでしょうから、バスで移動してくださいってことなんでしょうし、早朝にあちこちドアを開けて、
係員を配置するのも無駄なんでしょうけど。出発後、バスには私たちだけではなく、別のターミナルからも多くの乗客が乗り込んできてました。
しかしターミナル2Bに無事到着したところで、出発までまだ4時間余。狭くて古いターミナル2Bにはイスが4つしかないんですよ!たった4つ!
ウロウロ歩いても数少ない店舗はまだ半分しか開いてないし、見るものもなく・・・それでもなんとか時間をつぶして、最後の1時間だけはカフェ(カフェ・クレム3.2ユーロ)で過ごし、10時発のソフィア行きに搭乗しました。
ブルガリアの首都ソフィアまで3時間。時差が1時間あるので、到着は12時です。乗客は半分くらい。アジア系(?)の男性パーサーがかなりのイケメン(!?)で、
彼を見ているだけであっという間に3時間が経ってしまったような・・・!?
ソフィア空港は意外に広々としていて、新しくてとってもキレイでした。入国審査は簡単で入国カードもなし(ちなみに出国の際は宿泊したホテルの「宿泊しましたカード」が必要です)。
まず両替ですが、ユーロが固定相場になっていて、1ユーロが1.95LV(レヴァ)。ターンテーブルのところにある両替所に「スペシャルオファー!1.6→1.8」とあったので、
ついついだまされて両替しそうになりましたが、入国後にロビーにある「POSTBANK」(ここしか両替所は見当たらなかった)で両替(100ユーロ)したら、ちゃんと1.95だったので、早まらなくて良かった・・・。
旧共産党本部
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次は市内へのバス乗り場を探します。もちろんタクシーを使ってホテルへ行けばラクなんでしょうけど、そんなことは邪道だと思っているので(タクシーしかない場合除く)、
空港~バス~徒歩でホテルへ向かうわけですが、これが邪道と言いつつも毎度苦労してて、でも苦労しててもタクシーは使わない!
だいたい、ヨーロッパの一部の国では、ほとんどが「ぼったくりタクシー」で、乗って楽しても法外な料金の請求をされて嫌な思いをしたくないのです。それも着いてすぐに。
ちなみに過去ホテルへ行くのにタクシーを使ったのは2回。1回目はタクシーしかなかった「モロッコのマラケシュ」、2回目はパリのオーステルリッツ駅からホテルへタクシー利用。
この時は留学していた学校で知り合った友たちが留学後のパリ滞在の際、私と同じホテルを予約したのですが、彼女はひどい風邪&熱だったので、タクシーでホテルへ向かいました。
まっ、確かにラクちんだわ。
ガイドブックによると「空港の外に出ると左100m先に84番のバス停があって、チケットが買えるキオスクも隣接している」とあったのに・・・「100m先はバス停」どころか80m先は壁!?
しかし、看板のみのバス停が空港の出入り口のドアの前に1つ、でも84番ではなく248番。私たちがキョロキョロしてる間に1台通り過ぎて行きました。
とにかくわからないので空港内にあるインフォメーションで聞くと、「248番でいい」とのことで、バスのチケットも車内で買えるとのこと。
間もなく248番のバスが来たので(その間84番のバスは1台も来なかった)、乗り込んで運転手からチケットを購入。ガイドブックには0.7LV(約70円)とありましたが、請求されたのは0.8LVでした。
バスに乗ったまでいいものの、案内のアナウンスも掲示板も何もなし!いったいどこで降りれば!!!???
ガイドブックには「約30分」とあったので、だいたい15分過ぎてからは、外の景色に目を凝らして、地図と首っ引き。
そのうち競技場が見えてきて、左折して・・・右折・・・したところで停車。地図上では「ココ!」と確信し、急いで降りました。
バスを降りてからは地図通りに大きな道沿いを10分ほど歩いたのですが、「んー・・・なんか違うような・・・・?」。
本来なら右に目立つ建物である「アレクサンドル・ネフスキー寺院」が見えるはずなのに、こんなに歩いているのに見えないのはおかしい!?
そのうちに広いロータリーに出たので、通りの隅に寄って地図を見直していると・・・優しそうなおばさまが「May I help you?」と声をかけてくれました。
おばさまによると、ぜーんぜん逆方向に進んでいたそうで(なぜ?)、「ここからホテルまでだと歩いて20分。歩くのは無理だから、路面電車で行く方がいいわよ。」とのこと。
それでも「私たちは歩いて行きたい」と言うと、丁寧に一番近いルートを(公園を斜めにつっきる)地図に書いてくれました。
あのままどんどん進まなくて良かったし、親切な人に教えてもらえてラッキーでした。ただ最初に「こりあ?」って言われたのは「Bu-!」だったけど(笑)。
おばさまの指示通りに公園を2つ、斜めに突っ切り、大きなロータリーに出ました。
ここでまた間違い!十字路を右に行けばよかったのに、まっすぐ進んでしまい・・・やたらに道の悪いところを苦労して10分ほど進んだ時にやっと気がつきました・・・
「もしかして・・・あっちだったかも(笑)?」(←笑ってる場合じゃない!)戻るしかないので、荷物を持ち上げて歩かなければいけないような悪路を戻り左折
(この左折も信号や渡る。あーやっとホテル近くにあるはずの「大きな百貨店」や「モスク」が!「モスク」先の信号を渡ると・・・
ついにホテルにたどり着きました。バスを降りてから1時間!!でもまあ無事に着いたんだし。
ホテルはネットで予約した「グロリア・パレス・ホテル」4ツ星。普通はシングル1泊80ユーロ~なのですが、たまたま4泊で200ユーロのキャンペーン中なので格安で宿泊できました。
ネットの写真ではすっごく豪華でおしゃれなホテルのイメージでしたが、実際は・・・ふつーのホテル。でも客室30室は古いものを昨年リニューアルしてキレイで清潔、部屋の広さもまあまあでした。
私は5階、友達は6階。荷物を部屋に置いて、すぐに外に散策に出ました(外出から戻ったら6階に変更してくれとのことで移動)。
今回ホテルを選ぶ時の決め手は料金(ソフィアのホテルは物価に比べてかなり高い)と「バス停から歩ける」(←これは必須条件)ことでしたが、ホテル周辺は驚くほど中心地。
ホテルのワンブロック隣に「バーニャ・バシ・ジャーミヤ(モスク)」、その先に「TSUM (ツム)」という高級百貨店、特に私たちが気に入ったのは、
「TSUM」の道路を隔てた向こう側にある「セントラル・ハリ市場」で、4日間毎日夕食の買出しに通いました。
また、「TSUM」「聖ゲオルギ教会」「旧共産党本部」に囲まれた一角には地下街(地下鉄もあります)もあり、お土産屋さんがたくさんあって、楽しい場所でした。
この日は「TSUM」(ここは普通に欧米諸国と同じもの・同じ金額の高級品ばかりだったので、1度しか行きませんでした)を周り、
地下街のお土産屋さんで早速お土産を買い、地下を出て何かレストラン・総菜屋さん・パン屋さんがないか探し回りましたが、食べ物を売ってる店がない!?
「なぜ?」と思いながらホテルへ引き返そうと思ったら、「セントラル・ハリ市場」を見つけたのです。
「セントラル・ハリ市場」は地上2階、地下1階の大きな体育館のような市場で、野菜・果物・肉・魚はもちろんお惣菜も充実。
レストランに入って食べるほどお腹が空いてないので、お惣菜を買って帰ってホテルの部屋で食べることにしました(結局4日間とも)。
ところで・・・「なぜバスを降りてから道を間違えたのか?」ホテルの部屋でふと気がついたのですが、「降りるバス停を間違えた」からだったのです。
よく地図を見直してみると、どうも1つ手前のバス停で降りたようで、そう考えると、道を間違えて「あのロータリーに出た」のがよーく理解できました。