***紅葉のチェスキークルムロフへ***
~パリ・プラハ・チェスキークルムロフ・コペンハーゲン~
”人魚姫出張中”
☆☆ その1 ☆☆


●●第1日目:NRT~CPH~CDG●●

にゃんこたちにはいつもの月曜日の朝でした。
がっちゃんはいつものように「まま」を6時前に起こし、カリカリの朝ごはん。てんてん君は2階から起きてきた「まま」にスリスリし、トイレをきれいにしてもらってから、
洗ったばかりのご飯の器にカリカリを入れてもらい、「まま」のご飯が終るのを待って、抱っこして、お耳をほじほじしてもらって毛布の上で眠る…いつもの朝でした。
でも今日は「まま」がいつもより20分早く家を出て駅に向かい、行き先は会社ではなく、空港だったことはにゃんこたちは知る由もありませんでした。

ここ数年、特にてんてん君が家に来てからの旅行は、夜便がほとんどでしたので、夕方こっそり家を出るパターンでしたが、今回初めて「スカンジナビア航空」を使
うことにしたので、行きがラッシュ時になるために、超~久々に宅配でBAGを送り、身軽で成田空港へ!ラっクチ~ン!

ちなみにてんてん君とがっちゃんは自宅の各自(1階と2階別々)のお部屋でお留守番。1日に何度か母と妹さまが来てくれることになっています。

京成高砂駅で初めてアクセス特急に乗りましたが、8:45発は3番線にアクセス特急、4番線に本線の成田空港行きと同時刻の発車なので、アクセス特急に乗って
からも「間違って乗らなかったか?」ドキドキでした。どっちにしろ成田空港には行きますが、着時間がアクセス特急の方が断然早いのです!その分料金が100円高いですが、その価値アリです。

 

スカンジナビア航空 2度目の食事(軽食)ハンバーガーでかすぎ!!
実はランチと軽食の間にサンドイッチのサービスもあったんですよ
ヽ(^◇^*)/
ちなみにコペン~パリ、プラハ~コペンでは何も出ません(有料の超軽食アリ)。
右は「スマートウイングス」。格安航空なのに飲み物とサンドイッチでました!

長距離フライトでの座席の場所の善し悪しは疲れ方が違うのでとっても重要ですが、予約の際に「非常口のところの席の通路側」を選んでしまって…大失敗!
確かに座席の前は広いのですが、広すぎて足の置き場がなく、手荷物は常に上のキャビネットに入れておかなければならないし、最悪なのはトイレの斜め前なの
で(トイレに近いのは良いのですが)、トイレ待ちの人たちがその「広場」で人が座ってる目の前で堂々とストレッチすることです!!しかし、そのストレッチが始ま
る前の飲み物サービスの時にちょうど斜め後の壁の前の4人掛けが端に赤ちゃんを連れた女性1人だけだったので、CAに「あっちの席に移ってもいい?」と聞く
と「もちろん!」と言ってくれたので、ささっと移動しちゃいました!4人掛けでも中2席空席なので超ラクチンでした!(赤ちゃんも静かに寝てたし)
それにしてもその時に移動しておいて大正解でした。ホントに。ヒドイ時は3人くらいストレッチしてましたから…
┐( -"-)┌

約10時間半でコペンハーゲンに到着。過去1度給油のために降りたことがあり、その時は待ち合いロビーで待たされただけでした。今回はコペンハーゲン空港の
出発階の免税品店のところに行けましたが、お店が充実していて、あちこち見て歩くと時間を忘れそうなくらいでした。食器や雑貨類がたくさんあるのはさすが
デザインの国デンマーク!そしてコペンハーゲンで乗り継いでパリ・シャルル・ド・ゴール空港へ。

パリに到着した時、一瞬「ここはどこ?」状態でした。なぜならば、到着したのが「シャルル・ド・ゴール1」で、20年以上前に何度か来たことがありましたが、最近で
はほとんど「2」だったので、ちょっと戸惑いました。でも機内預けのBAGもすんなり出て、すぐに外に出ることができ、ちょっと迷ったもののオペラ座行きの「ロワシ
ーバス」乗り場もすぐ見つけることができ、市内に向かいました。

ところで、到着した時になんだか時間がおかしいな?と気付きました。東京とパリの時差は8時間のはずなのに、なんだか1時間合わない…。「???」と思いな
がらホテルに着いて、友達が調べたらヨーロッパはまだサマータイムだったのでした
w(゚o゚)w オオー!
こんなに寒いのに…???

ホテル到着は9時半。最初は10時半だと思っていたので、ちょっと得した気分。機内で出たサンドイッチとホテルのサービスのマドレーヌと紅茶で遅い夕食を取り、
今日から途中にゃんこたちに起こされることのない眠りに入りました。
ちなみにホテルはいつもの「HOTEL EXCELSIOR OPERA」。ギャルリーラファイエットから徒歩1分の超立地の良いホテルです。もう5~6回宿泊してます。

  

今回の旅行は、スカンジナビア航空でコペンハーゲンまで行き、同日にパリへ、パリで2泊した後、格安航空の「スマートウイングス」でチェコのプラハ1泊の後、現
地発着ツアーで1泊2日のチェスキークルムロフ。プラハに戻って2泊、再度スカンジナビア航空でコペンハーゲンへ行き、ストップオーバーで1泊の翌日成田への7泊9日。
当初はいつも通り1人旅の予定で計画・予約していたのですが、途中で友達Mちゃんが参戦(モロッコに始まり~ヨルダンまで、今回で8回目の同行)することに。
日程は同時期にポーランドに行く予定だから「パリで会えない?」と言う(マルタ共和国に行った時に現地発着ツアーで知り合った)米国在住の日本人女性Yさん
の滞在時期に合わせ、かつ、この旅行メインはチェコの「チェスキークルムロフ」は街の中心にある「チェスキークルムロフ城」が毎年10月末でクローズしてしまう
ため日程を組むことにしたので、いつもヨーロッパに行く際はどこに行こうが、どこをまわろうが、パリが最終滞在地だったのに、今回は日程&チケットの値段の関
係で初の一番最初の滞在地になりました。
それに航空会社も毎回エールフランスを使っていましたが、前回ヒドイ目に合わせてくれたし( 涙)、その前回のフライトでマイルのほとんどを使っていたので、フ
ライングブルーの呪縛から解かれ、スターアライアンスのマイルが貯まる「スカンジナビア航空」に決めました。
行きはエコノミー、帰りはちょっと奮発して「エコノミー・エクストラ」にしちゃいましたですよ♪

●●第2日目:PARISの長い1日 そして事件が!●●

5:30起床。テレビのニュースの天気予報では午前は0度、午後は10度。せっかくパリで着ようと思っていたコートは薄くて無理。もう1枚バッグに押し込んできたダウ
ンコートのお出ましなのでありました。
7:00にMちゃんと食堂で待ち合わせ。彼女との旅行では毎回シングルルームを取っているので、朝食のスタート時間に待ち合わせることにしています。ホテルの
朝食はクロワッサン・バゲット・フルーツ・ヨーグルト&飲み物だけですが、このホテルのクロワッサンもバゲットも美味しいんですよ!ついつい食べ過ぎていまい
ますが「おかず系」がない分、ちゃんとランチ時にお腹が空いてくれます♪

朝食後は夕方まで別行動。

私はYさんの宿泊するホテルへ迎えに行くために9時にホテルを出ました。
彼女の宿泊するホテルは偶然私が以前宿泊したことのあるホテル「
Hotel Louvre Marsolier Opera」。このホテルもとっても便利な場所にあるのですが、ホテルの
場所がとっても見つけにくいので、ホテルを探した際に、なんと1時間もぐるぐると迷って迷って、途方に暮れたことがありました。その時はたまたまオフィスから
タバコを吸いに外に出てきた素敵な男性が「たぶんここだと思う」と教えてくれて、やーーーっと見つけたのですが、本当に迷路のような場所にあり、1つ路地を間
違えるとたどり着けないホテルなのです
( ̄へ ̄|||) 。

で、私はそのホテルを1度利用していたにもかかわらず、迷ってしまったのであります  ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!…ってか、私っておバカ?
一応、もしもの時のことを考えて地図まで書いて行ったのに…!住所も書いておけば良かった・・・・。こういう時は修正!ということで、すぐにオペラ通りに戻って
今度は手前の路地を入り…なんとかたどり着きました
ε=(。・д・。)フー!あー恥ずかしい。誰も見てないけど恥ずかしい…。

ホテルに着いてソファーに座っているとYさんがロビーに下りてきました。マルタで出会った後、東京でも会っているので、1年半ぶりにの再会です!

←今回「カルナヴァレ博物館」で一番気に入った絵です。
                                                                       「オルセー美術館」を描いたものですが、まるで写真のような1枚。

Yさんはヨーロッパには何度も来ていて(今年は2度目)、もちろんパリにも何度も訪れていますが、あまり徒歩であちこち行くことはなかったそうなので、今回は
私が彼女がいままで行ったことのない場所をあちこち連れ歩くことになっていました。
まず、ノートルダム寺院まで歩き中へ(彼女は中に入ったことはないとのこと)、その次に徒歩で私のおすすめ「カルナヴァレ博物館」へ。

ここはなんと無料の博物館なのですが、「タダ」と言って侮るなかれ!Yさんもびっくりの展示物の量!
1つ1つ見ていたら1日かかりそうなモノばかりです。
Yさんと一緒にゆっくりまわっていたら時間はすでに12時半!
出発前に「絶対にここでランチしよう!」って思っていたレストランはなかなか予
約が取れない人気店なので、早めに行こうと思ってたんですが・・・それでもとり
あえず行ってみようと急いでメトロに乗りこみました(一応、そのレストランがダメだった場合の代案は用意してました)。

  

Thoumieux(トゥーミュー)

レストラン「Thoumieux(トゥーミュー)」は、パリの情報サイト「カイエ・ド・パリ」に載っているのを見て「絶対行く~ぅ!」と思ってた店。毎回パリに行ってどこで食べる
か迷って、あちこちのレストランで食べてはいたものの、コレと言った店に出会えず。また、以前教えてもらって気に入っていた店はすでになかったり・・・・で、パリ
に行ったらここで食べるっていう店がなかったんですけど、今回はとっても楽しみにしてました。

メトロ8番線の 「La Tour Maubourg駅」で降りて徒歩3分もかからない場所にレストランを見つけましたが、テーブルが空いてるかどうか恐る恐る入ると、私たちの
前に3人のマダムがクロークにコートを預けているところで、店内をのぞくと、待合ソファーに数人座っているのが見えたので、「待つのか…」と思いながら、クロー
クの男性に「予約ないんですけど…」というと「OK!コートを預かります」と。コートを渡すとすぐに店内から女性が現れて…すぐにテーブルに案内してもらえました!

意外に店内空いてたんですが、1時半少し前くらいから続々とお客さんが来て、あっという間にほぼ満席になってました!

Thoumieux(トゥーミュー)」のシェフのジャン=フランソワ・ピエージュは、パリの高級ホテルクリヨンのメインダイニングであるレ・ザンバサドゥール
(Les Ambassadeurs)でミシュラン2ツ星を獲得した人、1923年創業のブラッスリー、トゥーミューを買い取り、改装してリニューアルオープンさせたのは2009
年10月。以来、2ツ星レストランよりも気軽にピエージュの料理を味わえる場所として話題を呼んでるそうです。(カイエ・ド・パリより)



このパン見てくださいね!美味しそうでしょー!っていうか美味しかったです♪
バターもイワシのリエットも激うま!
私たちは2人に1個でしたが、1人で来てる人にも同じ大きさのパンが出てました。でも美味しいから1人で1個ペロっかも?

 

左上:私は前菜に「カイエ・ド・パリ」の記事に載っていた「イカのカルボナーラ(Calamari sauvage)」を注文。イカそうめんをもっと薄く切ったものをパスタに見立て
てたカルボナーラなんですよ!上に乗っている白い細いモノはチーズです。パスタをイカにすることによって、こってりしたカルボナーラが意外にあっさり!
右上:Yさんの前菜。彼女はベジタリアンで乳製品もNG。パリの前に行っていたポーランドでは生野菜が食べられなかったので、やっとおいしいサラダに出会え
て喜んでいました。チーズ抜きのシーザーサラダです。

 

 左下:最初は別のお料理を頼もうとしたんですが、ギャルソンがこっちの方がおすすめという「仔牛のロースト」にしました。付け合わせはマッシュポテトです。
右下:Yさんが注文したメイン料理「海老と野菜のなんとか」です。こちらもあっさり系で美味しかったとのこと(彩りもきれいです)。

いつもならこれにデザートですが、この時点で結構お腹がいっぱいになってしまったので、デザート&コーヒーは別の店に行くことにしました(デザートはYさん
のNGの乳製品系も多かったし)。

ランチは1人でも気軽に入れる雰囲気ですし、ギャルソンもクロークの男性もとっても優しくて親切。さすが人気店!良い店を見つけました♪
ちなみにセットメニューはありません。これ以外にYさんがグラスワインを頼んで、2人で76ユーロでした。

レストランは「アンヴァリッド(軍事博物館)」のすぐそば。Yさんが「ナポレオンの墓」が見たいと言うので、行ってみました。
私にとっては16年ぶりの「
アンヴァリッド(軍事博物館)」。過去2回来ているの ですが、なぜか2回とも突然腹痛に襲われてトイレに駆け込むことに(-。-;)
私の前世と何か関係があるのでは?と思ってます。以前、「前世占い」をした時に私は「オーストリアの貴族の娘」だったので、きっと何か因縁が??
今回も途中、お腹が「ん?」となりましたが、滞在時間が短かったせいか?
何か因縁がある場所に行かなかったせいか?大事には至りませんでした。

←ナポレオンの墓

その後、セーヌ川にかかる「アレクサンドルⅢ世橋」を渡って、ちょうどこの時期「グランパレ」で開催されていて是非行こうと思っていた「クロード・モネ展」に行っ
てみたのですが、なんだかすごい行列だし、とっても厳重な警備なので、あきらめました
(ノд-。)。が、すでにこの時点で4時半!買い物の時間がなくなるぅ~!
ということで、徒歩でヴァンドーム広場経由オペラ通り経由ギャルリーラファイエットへ。
実は今日は最初からランチ以外はノープランだったので、午前中にパリらしい観光をして、ランチの後はショッピング!って思ってましたが、こんなに時間がなく
なるなんて思ってませんでした。今回はパリが最初だし、今日と明日の午前に2時間くらいしか時間がないのに…
(;へ:)

ヴァンドーム広場に行ったのは、ダイアナ妃が最期に泊まったホテル「りッツ」が見たいというリクエスト。その後「モノプリ」に行って、お土産などの買い物をし、
ギャルリーラファイエットへ。さすがに疲れたのと、デザートを食べるのがまだだったのとで、真っ先に6階のセルフレストランに向かい、私はフルーツと飲み物、Yさんはペストリーと紅茶で休憩。
この時に夜に合流して「ラパン・アジル(Lapin Agile)」に行くMちゃんにCメールをすると、今ホテルに戻ってるとのこと。何時に待ち合わせるか夕食はどうするか
を返信すると、なぜかそれ以降メールの送受信ができなくなり(実は携帯の海外でのやりとりがわからなくてCメールだけに頼ってたんですが)、仕方ないので、
ホテルに行って相談することにしました(ホテルが近くて良かった)。

Yさんを連れてホテルまで行き、フロントで彼女のルームナンバーを聞いて(…っていつもお互い知らないもんです…汗)、部屋まで行きました。
彼女は昼はサンドイッチしか食べてないので、夜はちゃんと食べたいとのこと。
私はお腹いっぱいでもう何も入らない状態だったんですが、旅行出発前に「ラパン・アジル(Lapin Agile)」の前にディナーに行く予定と言って、彼女もそのつもり
だったそうなので、ディナーに付き合うことにしました。すでにこの時点で6時半。

Yさんは一旦自分のホテルに戻り、靴だけでも替えたいとのことなので、8時半に地下鉄の入り口で待ち合わせることにして別れました。

友達Mちゃんとは改めて19時15分に待ち合わせして、外に出ました。とはいえ、私はお腹がいっぱいなので、いったいどこに連れて行こうか?と迷いながら、
メトロ駅のピラミッド駅の近くにあるレストラン街を目指しましたが、途中のオペラ通りの路地に良さそうなレストラン発見!良く見るとベトナム料理でしたが、
MちゃんもOKしてくれたし、時間もないので、ここにしました。
「Le Santal」という店名で、なかなかおしゃれな感じです。

  

Mちゃんは春巻き(揚げ春巻き)とワンタンスープ。私はワンタンスープ15ユーロ
とココナッツシャーベット15ユーロを注文。ジャスミンティーは2人分8ユーロです。
とっても量が多かったので、残してしまいました
m(_ _)m
食事が終わったのはYさんとの待ち合わせの時間の5分前!余裕だと思ってたのに…
∑(; ̄□ ̄A アセアセ

店を出て、急いで待ち合わせ場所に行き、初対面の2人を紹介し、3人でメトロの改札に入った時に…

Mちゃんが「携帯がない!」と言い出しました!!
ガ━━━━━━━∑(゚□゚*川━━━━━━━━ン!

何度も斜め掛けにしている小さなバッグの中を探しましたが…ない!改札に入る前にメトロの回数券を買いに行った時にカウンターに置いたのかと、すぐに3人で
改札を出て、カウンターを見ましたが、ない。Mちゃんはもしかしたら、回数券を買った時に誰か近くにいて盗られたのかも?と言いましたが、その時私もYさんもM
ちゃんのことを見ていたので、それはありえない。
次に思い浮かんだのはレストランの席に置いてきてしまったかも?ということ。レストランでは一番端の席で、Mちゃんが奥に座っていましたが、私が先に席を立ち、
さっさと店の外に出てしまったので、私としては確認できなかった状態でした。3人でレストランに行って、Mちゃんが店の中で店員に聞いてみたり、自分でも探した
そうですが、ない。でも良く考えてみると、Mちゃんは店の中では携帯をバッグから出してなかったので、置き忘れたということはたぶんなし。

最後にもう1つ思い浮かぶのが・・・店を出てから、待ち合わせの場所に行く際、私が先を歩き、彼女が後ろを歩いている時。Mちゃん曰く、私と合流してかなり気が
緩んでいて、もしかしたらその私の後ろを歩いていた時に誰かにぶつかったような気がする・・・と。その後、全然気がつかないまま、メトロの駅の窓口で回数券を
購入したが、もしかしたらその時すでにバッグのチャックが開いていたかも?とのこと。彼女は小さめのバッグを斜め掛けにしていましたが、バッグの外付けポケッ
トに携帯とお財布を入れていて、そのお財布を出して回数券を買った時に「ん?」と思い、改札を入ってからもう1度見直して発覚したのでした。

私も過去1度スリに遭ったことがありますが、その時は後に背負っていたリュックのチャックを開けられて一番上にあった化粧ポーチを盗まれました。盗まれた後も
全然気がつかず、リュックの口をあけっぱなしにして歩いていたようで、メトロに乗った際に、後に立っていたマダムに「あなたバッグが開いてるわよ!」と注意され
て、やっと気がついたくらいでしたので、本当に本当にわからないものです。さすがプロ!(って褒めてどーする!)

きっとMちゃんの一瞬のスキを狙われたんでしょうけど、実際、パスポートや財布、1日いろいろ回って撮ってきた写真が満載のカメラじゃなくて良かったです!!

とはいえ、もちろん彼女にしてみれば「まさか私が?」「買ったばかりの携帯なのに…」って大ショックで、実は携帯は買ったばかりで、データの移行はほとんどしてな
いものの、なんと、もし財布を盗られた時のためにクレジットカードのデータを携帯に入れていたということなので、携帯だけではなくクレジットカードもストップしなけ
ればならず、あちこち連絡しなければならないし、盗難の届を出すために警察の場所などを聞かなければいけないので、Mちゃんはホテルに戻るようにと背中を押
し、私とYさんはそのまま予定通り「ラパン・アジル(Lapin Agile)」に向かうことにしました。

後で聞いた話では、何かの予感がしたのか今回は海外傷害保険に加入していたので(いつもはカードについてるの保険のみ)保険証書を持ってきてるとのことで、
フリーコールで保険会社に電話し、いろいろと指示を仰いだそうです。またカード会社も親切にいろいろ相談に乗ってくれて、慰めてくれたそうです。盗難の届出に
関しても警察ではなく(フロントに聞いても場所がよく分からなかったそうです)、同行者の証明で良いとのことでした。
帰国後に聞いた話では、海外滞在中には止められなかった携帯電話の通話ですが、全く被害には遭ってなかったそうですし、クレジットカードも使われていません
でした。ホント、これがパスポートだったら大変なことになっていたし、保険がおりるので、今回は不幸中の幸いということで、めでたくないけど、プチめでたし。

行前からYさんと夜の予定を考えていた時に「ラパン・アジル(Lapin Agile)」か「オペラガルニエでバレエ」を見るか「オペラバスチーユでオペラ(フィガロの初日)」
を見るかの3つの選択肢があり、結果「
ラパン・アジル(Lapin Agile)」にしたのですが、せっかくなのでMちゃんも誘って3人で行くことにして、旅行前にメールで9時
(スタートが9時)に3人で予約をしていました。

再スタートをするべく、Yさんとメトロに乗り込んだのはすでに9時30分でした。「
ラパン・アジル(Lapin Agile)」の近くの駅(Lamarck Caulaincourt 12番線)まで2回乗り換えです。
Chaussee d'Antin - La Fayette(9号線)→Franklin D. Roosevelt(1号線)→Concorde(12号線 )→Lamarck ・Caulaincourt。
ちなみにLamarck - Caulaincourt駅は映画「アメリ」に登場する駅で、入口からホームまでがとーっても長い(地下が深い)駅なので、ほとんどの人が利用するエレーターがとっても大きいので有名。

話は脱線しましたが、メトロは夜遅く乗るのは危険です!まあ2人だから…と安心して乗ってたわけですが。。。。

最初の9号線は比較的空いていて難なくクリア。が、次の1号線はホームからとっても混んでいて、メトロに乗り込む時に私たちが一番後になり、私はドアにぴった
り張り付くように、Yさんは私のすぐ後ろに乗っていて、なんだかギューギュー押されてるような気配。

Yさんが突然「Kさん!(←私)この子が何か言ってるんだけど何かしら?」って言うので、振り返ると、身なりのあまり良くない10代後半の女の子が「ルール」と言うので、

私は自分の腕時計を見せたのですが、再度「ルール」と言うので、フランス語で「9時20分」と言うと、今度はフランス語ではない何かわからないことを言い始めました。

そこで「おかしい!」と思い身構えたのです。

ちょうど駅に着いたので、ドドッと人が降り、10代後半の女の子は2人連れで降りて行きました。すぐにYさんに「Yさん・・・カバン大丈夫でした?」と言いながら、
Yさんが斜め掛けにしていたバッグを見ると・・・「開いてる!!!」
Yさんはバッグを斜め掛けにしてた上に、両手でしっかり押さえていたのに、それでもチャック全開
w(゚o゚*)w さっすがプロ!って褒めてどうする!!
でもYさんが両手でしっかり押さえていたのが幸いして、何も盗られることはありませんでした
ε=( ̄。 ̄;)フゥ

あの時、大して揺れてもないのにYさんを2人で押して、バッグを他の人から見えないようにし、1人が話しかけて気をそらして、もう1人がバッグを開ける・・・という手
を使ったようです。きっとYさんが1人だったらこっそりと盗る言うより、強引に盗られていたかもしれません
゛(`ヘ´#)

その後、乗り換えのために降りた駅のホームを歩いていた時に、ふと別の車両を見ると・・・ちゃっかり例の2人が乗ってました!!!

つい数十分前に友達のMちゃんが携帯をスラれたばかりなのにもかかわらず、また「最近、地下鉄のスリが多くて、日本語のアナウンスもあるらしいですよー」
って話してたのにもかかわらず、こんなことに・・・。
でも被害はなかったので、気を取り直して「ラパン・アジル(Lapin Agile)」に向かいました。

時間はもう10時。店に入って1人24ユーロを支払うと、受付の男性に「歌が終わるまでちょっと待ってて」と言われ、私たち2人とその直前に店に入っ
た3人はカーテンの後ろで待たされ、男性の歌が終わると同時に、背中を押されて店内に入りました。ちなみに受付の男性はイケメンです(はあと)♪

ずっと昔、左岸にあるシャンソニエ「CAVEAU DES OUBLIETTES」に連れて行ってもらったことがありましたが、すでにクローズしてしまってないそうで、今、シャ
ンソンを聞こうと思ったら、この超有名・老舗のシャンソニエのみ!(大きな劇場のシャンソニエはあるようですが)
ただ、この店は治安の悪いモンマルトルにあるので、パリには1人で来ることが多い私は行きたくてもなかなか行けずにいました。

店内に入り、私とYさんの席は歌い手さんのすぐ横。このお店は「歌声喫茶」のように、お客さんも歌ったり、歌い手さんの合図でリピートしたりの楽しい雰囲
気。そして歌い手さんの横に座った私たちは、彼らのターゲットになり…私も当然歌わされ・・・お客さんの拍手をいただきました
(*⌒∇⌒*)テヘ♪

あっという間に11時。まだ入場して1時間ですが、Yさんは翌日早朝に出発だし、治安の悪い場所なので、帰ることにして、ささっとカーテンの後に出ました。

店を後にし、徒歩2分のところにあるタクシー乗り場に急ぎ、私はオペラ座で、Yさんはそのまま乗って…たぶんホテルまで行けたと思います。そして、ここでYさ
んと別れました。彼女とは来年の春日本で会うことになってます。

そして長い1日が終わりました。

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