●●其の壱●●


サンタクロースヴィレッジにいたトナカイ君

2011年11月。今年はフランス・パリとフィンランドに行ってきました\(*^▽^*)/

おととし、エールフランス航空のマイレージをほぼ使い果たしたので、やっと「スカイチーム」の呪縛から解かれ、他の航空会社を使って欧州に行けるようになりました!
確かにエアフラやアリタリアはとっても便利でしたが、どうしても組めなかったスケジュールが組めるようになり、去年はスカンジナビア航空で最終日コペンハーゲン。
そして今年はフィンランド航空を使ってヘルシンキへ♪

今まで、私の頭の中には北欧行というチョイスは全くありませんでしたが、行ってないところだから、ちょっと行ってみるか…って感じで、最初はヘルシンキだけって思っ
てたんですが、行くに際していろいろと調べると…ヘルシンキから飛行機で約1時間のところにサンタクロースが住んでいることを知り(すみません、今まで関心がなか
ったもので…)、更に12/1から「オーロラツアー」の現地発着バスが出ることを知りました!私の中で北欧はもとより、オーロラを見るということも今まで全く考えてなかっ
たので、思ってもみなかったイベント満載の国だということがわかりました!
フィンランドのみなさん、ほんと無知ですみませんでした。m(_ _)m

行程は、フィンランド航空でヘルシンキ経由パリ2泊、ヘルシンキに戻り1泊、そして国内線でヘルシンキからロヴァニエミ2泊…の5泊7日。本当はヘルシンキでもう1
泊する予定で、それだといろんな面でかなり余裕のある日程になるはずだったんですが、にゃんこの「てんてんさま」と「がっちゃんさま」のために1日でも早く戻らなけ
ればいけないので、このようなかなりハードなスケジュールとなりました。

その「てんてんさま」は自宅でお留守番、「がっちゃん」は昼間は実家で、夜は自宅に戻る…ということで、母と妹にお願いし、自宅を8:30に出発!すでにネットでチェッ
クインを済ませてあり、座席も予約時に確保。また、荷物はラッシュ時に重なるので宅配で空港へ。ということで余裕の旅立ち♪

 

味の評価は控えます。

【1日目】

フィンエアーのエコノミーは2-4-2で、中央のトイレ前の通路側をキープしていましたが、4人座席に私だけ!!ラッキー(o^-')b
約10時間のフライトは映画2本&うとうと&食事2回で到着!ちなみに映画は「HORRIBLE BOSSES(モンスター上司)」と「TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON」。
2本とも映画館で見なくて良かった(苦笑)。

日本とフィンランドの時差は7時間。現地到着は15:10で、予定より少し早めの到着。パリへの乗り継ぎ便は16:05(16:10が5分繰り上げ)なので、早く着いてホッとしたの
もつかの間!飛行機を降りてすぐにセキュリティーチェックのなっがぁぁぁぁ~い列がぁぁぁ!
フィンエアーは欧州他国へ30分で乗り継げるっていうのがウリらしいのですが、本当に大丈夫なの?人間は移動できても、荷物はその短時間で大丈夫なの?ってかな
り不安だったんですけど、まさか荷物チェックに時間がかかるとは??!!

なんで荷物検査に時間がかかるのか見ていると、1つの荷物に対して、3人の係員がじーーーーっと細かく見ていて、ほんの少しの「?」も全てチェックしていたのです。
また、ボディチェックも厳しそうで…私はいろんな国に行っていますが、こんなに厳しいのは初めて。イギリスやアメリカより厳しいかも!!

やっと私の番が回ってきたと思ったら、私のカバンに何か不審(?)なものを見つけたらしく、何度もX線スキャナーを通して行ったり来たりさせてました(T_T)。それでも
わからないし、まだ時間がかかるようなので、別のおにーちゃん(←イケメン)が、別の場所に移して、別のスキャナーでチェック。いったい何がぁああああ??
そして、中身ぜぇぇえええんぶ開けですよ(@Д@)!
きれいに詰めてあったのに、開けられかき回された挙句、結局カバンの一番下に隠れていた結局「ホイッスル」が不審物だったようで(ため息)。この「ホイッスル」は、
最初の海外旅行の時から持って行っているもので、お守りのようなモノ。
いままで「不審物」扱いされたことなかったですけどぉー(T_T)でも…イケメンだったから許す(^-^*)

しかし、こんなことでものすっごく時間がかかってしまい、パリ行き飛行機の出発時間まであと10分弱ヽ(´Д`;)ノ
更に当然なんですけど、荷物検査の後に、EUへの入国審査!これはすんなり(一応、どのくらい滞在するか?って聞かれましたが)通り、パリまで3時間もかかるので、
急いでトイレに駆け込み、小走りにゲートを探して…一度目指す29番ゲートを通り越してしまい、焦って戻ると…

イケメン日本人係員が私を見つけて「●◇▲▽様ですね?お待ちしておりましたぁ~」と、涙目で名前呼ばれちゃいました(-_-;)。私が最後の1人ではなかったのが
せめてもの救いでしたが、毎回こんな感じなんでしょうか??あっ・・・・もしかして、名前アナウンスされてたのかも??(気がつかなかったけど)
とにかく満席の機内に入って、自分の席についたのは、出発寸前でしたε-(´・`) フー!

…と思ったら、動かない!なんだか「トラフィックがどーのこーの」で遅れるらしい…。私の隣のフランス人はこの後、リオンに行くのに大丈夫か?って聞いてましたが、
飛行機の遅れはどーにもなりませんからねー。結局40分遅れで出発。
えっ?って言うくらい不味い(ノ_・。)軽食を食べて3時間のフライト終了(疲れた…)。

 

ギャルリーラファイエットのクリスマス  /   プランタンのクリスマス

  

プランタンのショーウインドウ 私はプランタンの方が好きなんですが、

今年もかわいい…2011年はCHANELがテーマのようです。

CHANELがテーマなので、
カール・ラガーフェルドだらけ(*´∀`*)

フィンランドとフランスは1時間の時差。パリ到着は18:50でした。飛行機が遅れなければホテルに19時台に着いてるかなーって思ってましたが、そんな私の目論見はあ
っけなく崩れましたが、空港からオペラ座までのロワシーバス(現10ユーロ)はすぐに乗れて、ホテルには20:40着。
ほんのちょっとだけお腹は空いてましたが、お店に入って食べるほどでもなく、でもデリやパン屋もクローズしてるので、とりあえず外に出て、ホテルの隣にある百貨店
のクリスマスイルミネーションを見に行って、あとはホテルに戻って、お部屋に置いてあるサービスのマドレーヌと機内で出たクラッカーを食べて、この日は終了。

ちなみに、パリのホテルはもう6~7回利用してる
「HOTEL EXCELSIOR OPERA」とにかく立地がいいし、リーズナブルなのでおすすめです。

  

水曜と日曜開催のグルネルのマルシェ


~奇跡のメダル教会~

【2日目】

朝食は7時~。エクセルシオールの朝食はパン・ヨーグルト・フルーツ・飲み物だけでしたが、今年はスクランブルエッグとハムが登場!でも出てきたのは7:15。

さっさと食べ終えて出ていっちゃうと、食べそこねるのでご注意!

ホテルを9時出発!オペラまで歩いて8号線でグルネルへ。ここ最近は毎年同じパターン。もうそろそろ別のことをしてもいいんじゃないか?と思いながらも、きっとまた
来年も同じことを繰り返してるんだろうな…と。
今回はグルネルのマルシェでの買い物の成果はなく(成果はなくてもいるだけで楽しいわけですけど)、その後、マルシェの隣にあるモノプリに寄り→ボンマルシェまで地
下鉄で行き、ボンマルシェ→奇跡のメダル教会へ。ちなみに地下鉄の回数券(カルネ)は去年のものが残っていたので、今回買う必要なく過ごせました(未使用の回数
券は1年経っても使えるので便利です)。

ボンマルシェでは買い物をしませんでしたが、その前に行ったモノプリで買ったものがかさばるので、一度ホテルに戻って荷物を置いてから、ランチへ!時間は13:20。
いくつかピックアップしていたランチのお店の中で、次の目的地に近いポンヌフ近くの「
L’Auberge Cafe」へ行くことにしました。
メトロを使ってお店に着いたのは13:30でしたが、お店はまだまだ満席!お店のオーナーに「あと30分くらい」と言われたので、その辺を回って時間を潰すことに。

  

とはいえ、次に行く予定の博物館は遠いし、ボーッとセーヌ川を見ていても仕方ないので、歩いてノートルダム寺院まで行くことにしました。が、結構遠い(・・;)。
ポンヌフからシテ島をぐるっと一周した予定外のお散歩で、ヘトヘトのペコペコ! 再度お店に戻ったのが14:05。4人がけテーブルが1席空いていたので、

そこに通してもらい、成田を出発してから初めての「お食事」にやっとありつけました。


L’Auberge Cafe

  

パリでは普通の定食屋さんでもランチメニューは日本円で1,500円~3,000円くらいしちゃいますが、ユーロが安くなって多少は安く食べられるようになりましたね。
ネットでかなり評判の良いこのお店、もちろん地元でも大人気のようで、かなりリーズナブル。前菜+メイン、メイン+デザートの2品で13.5ユーロ、3品で18ユーロ。
でもその前に歩いて歩いて歩いたので、喉カラカラで、いつもはタダのお水をもらうんですが、コーラ4.5ユーロ(苦笑)。

    

 前菜は「ラタトゥイユのポーチドエッグ乗せ」。普段はあまりラタトゥイユを食べないんですけど、ちょうど良い味でした。メインは前菜と色がかぶりましたが、カモのソテー
オレンジソース マッシュポテト添え」こちらはちょっと塩っぱかったので、ポテトと食べて中和。パンは美味しい♪
ここまででかなりお腹いっぱいで、デザートは一番軽そうなクレームカラメル(もうクレームカラメルとタルトショコラとタルトフランボワーズとムースショコラしかなかったの
で、一番軽いかな・・・と)に。それでも結構大きい…(#^.^#)


↑パリ市庁舎 クリスマスシーズンはデコレーションケーキのような華やかさ。

お腹パンパンになってお店を出て、徒歩で「狩猟自然博物館(Musee de la Chasse et de la Natur)」へ行きました。左岸にある「国立自然史博物館」がプチサイズ
になって狩猟というジャンルがプラスされた博物館。ここにはまだ来たことがなかったのですが、ちょうど特別展示もあったので、来てみました。
そういえば「
国立自然史博物館
」も最近行ってなかったな~。私は自然史とか動物系の博物館が好きなんですが、最近ではアイルランド・ダブリンで行った「国立装飾
美術・歴史博物館」の特別展の展示の種類の多さに圧倒され感動しました…っけ。

     

狩猟自然博物館入口                                                                                                                       特別展示物の一部

次にメトロ14号線(一番新しい路線)に乗ってベルシー駅へ。ベルシーは観光客にはこれといって縁のない場所なので(一部格安ツアーではこの近くのホテルを利用
するらしいですが)、来ることもありませんでしたが、1997年にシャイヨ宮にあったシネマ博物館が火災にあって、2005年こちらに移転したとのことを最近知り(遅っ)
「メトロポリス特別展」もあるとのことだったので、行こうと思ってました。
シャイヨ宮にあった時は2度ほど行ってことがあったのですが、移転後も博物館の展示物は変わらず、映画…ではなく、映画はどのようにできるか、映画を撮る機械
・映画を作る過程(映像・音声・撮影手順)などに絞った展示です。なので、いろんな映画作品のコレクションなどが見れる…と思ってくると、あらっ?ってことに。
そこはフランスらしいって言えば、フランスらしいって感じかと思いますが。
もちろん特別展にちなんだ映画も上映されるので、フランス語OKの方は映画もどうぞ!
Le Cinematheque francaise

特別展示の「メトロポリス展」と「通常展示」を見れるチケットは6ユーロ。
実は映画「メトロポリス」を見たことはないんですが、1927年に公開されたこの映画は
100年後のディストピア未来都市を描いたこの映画は、以降多数のSF作品に
多大な影響を与え、世界初のSF映画とされる『月世界旅行』が示した「映画におけるサイエンス・フィクション」の可能性を飛躍的に向上させたSF映画黎明期の傑作
とされている。
』(ウィキペディアより)
というもので、特別展ではそのゴク一部の映像も見れましたが、かなり衝撃的な映像ばかりで、モノクロでも、モノクロだからこそ、鬼気迫る迫力が伝わってきました
し、ホラーやオカルト映画が平気な私でも、夜うなされそうな怖い場面もありました。この時代にこんな凄い映画を撮ってるという…さすがフリッツ・ラング!!

「メトロポリス」は見てませんでしたが、フリッツ・ラングの作品は好きで、特にアメリカに亡命してから製作した
「死刑執行人もまた死す」は大好きな作品です♪

今チェックしたら、なんと12/7~1/20まで日本の「日活映画」の上映があるようです!!!

ところで、「Le Cinematheque francaise」へはベルシー駅からすぐなのかと思ってたんですけど、駅を降りると大きな競技場と新しくできたてのマンション群で、博物
館らしき建物が見つからず、近くに地図もなく、最後は誰かに聞けばいいや…と思いましたが、周辺を一回りして…そうだ住所を控えてきたんだ!と住所を確認する
とベルシー通りとあるので、ベルシー通り沿いを行くと…ありました(-_-;)

 

ベルシーにあるパレオムニスポールドパリベルシー競技場


         Le Cinematheque francaise

「Le Cinematheque francaise」の見学を終えると当たりは真っ暗!パリには今 日1日しかないので、さっさとオペラ界隈に戻り、百貨店に行かないと!!
しかし、予定外のランチ前の散歩でかなりの疲労困憊気味。百貨店巡りの後に シャンゼリゼのイルミネーションを見ようと思ってたんですが、足腰限界。
とにかくメトロでオペラ駅に戻り、最後の力を振り絞って、百貨店3店(!)を回り お腹はすいてないので、フルーツを買って帰りました。



せっかくのパリなのに、まともに食事したのは1回だけに…(T▽T)
それにしても、ギャルリーラファイエットでもプランタンでも中国人の買い物の凄い こと!!年々凄くなるようで、店員も中国人が目立つようになりました。
(゚Д゚)ノって感じのおっさんがシャネルの大きな紙袋5つ抱えてたり…、去年もそう でしたが、お土産にするんでしょうけど、ロンシャンに中国人の長~い列。

帰りのエールフランス便は成田行きと北京行きがだいたい同じ時刻で飛ぶので
(確か…)、その前の免税手続きは、ものすごいことになってるんじゃないかと?
まっ、私はエアフラじゃないし、それ以前に免税手続きするような買い物しないのでいいんですけどね。

  

「オペラ・ガルニエ」と右は「ギャルリーラファイエット」


ホテルに飲み物セットとマドレーヌ・クッキーがついてるのはかなりポイント高いですよ♪

其の弍へ
トップページへ戻る

inserted by FC2 system