★★モロッコへの思い★★
PartⅠ

モロッコへの思い
前年の1998年に北アフリカのチュニジアに行っていますが、本当はその2年前の
1996年に北アフリカの地を踏む予定で、チケットの手配も旅行の行程も整った前
日の夜、あるトラブルのために行くことができなくなり・・・そんなわけで、その後
も頭の片隅にずーっとモロッコへの思いがありました。そして1999年12月、
やっとその機会が巡ってきました!友達K嬢を強引に誘って、初めての友達との
2人旅をすることになりました。

モロッコ・マラケシュへ
今回もチュニジアと同じくパリに1泊し、キャリーバッグをホテルに預けてオルリー
空港へ。そして同じく3泊4日の旅。マラケシュにはその日にエールフランスの
便がなかったので、ロイヤルモロッコ航空で4時間半のフライトです。マラケシュ
空港で両替をすませ、タクシー(友達と一緒だとタクシーに乗ることができてラク
ちんです)で市内にあるホテル「ナッシム」に向かいました。今回はちゃんと旅行
会社で予約してきました。友達もいましたし。ホテルはちょっと贅沢に4つ星にし
ました。この後、一緒に行った彼女とは合わせて3回旅行していますが、いつも
部屋別にしてもらってます。割高にはなりますが、お互い気を使わなくていい
ですよ。

荷物を置いてすぐに観光へ。時はすでに夕方で、ホテルの前の大きな道路は夕
方の交通ラッシュが始まってました。車にバイク、荷馬車、そして観光客相手の
馬車(地元の人も利用してます)が道にあふれています。私たちは一番人のよさそ
うな(?)おじさんに値段の交渉をして馬車に乗ることに。
アジアもそうですが、アラブ世界も料金は交渉。これが面白いんですよね。私た
ちは事前に料金の交渉(ガイドブックに載っていた目安の料金で)して、モロッコ
最大の観光地である「ジャマ・エル・フナ広場」へ。しかし、夕方のラッシュ時、車
の洪水の中を走る馬車は恐い!渋滞している車をすれすれのところで抜いて
走るのです。ものすごいスリル!20分ほどで暗くなりかかっている「フナ広場」に
着きました。とにかく人の多いこと!
「フナ広場」というのは昔「処刑場」だったところですが、今は観光客だけでなく、
地元の人も毎日楽しみに押しかける憩いの場です。あちこちにケバブの屋台や
ジュース屋台があり、またいろいろな芸を披露する芸人を取り囲む輪ができていま
す。たくさんの人に圧倒されながらも、まず目的であるオレンジジュース売り屋
台のところに向かいました。不思議なのは例えばオレンジジュースの屋台です
が同じオレンジジュース屋台が一箇所にずらーーーっと並んでいるのです。私た
ちはその中でガイドブックおすすめの31番の(屋台には番号がついてます)
ジュース屋に。オレンジジュースは注文してからジューサーで絞るというもので
すが、これがめちゃめちゃ美味しい!2杯おかわりしました!
その後、ケバブなどの食べ物の屋台を覗きましたが、とにかく人が多かったので、
広場から離れて、広場を見渡せるカフェに逃げ込み、そこで軽い夕食を取り、ホテ
ルに戻りました。
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王宮跡
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上から見たフナ広場
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夕方のフナ広場 暗くなるごとにどんどん人が増える
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フナ広場にいる水売りおじさん
マラケシュ2日目
ガイドブックによるとモロッコには政府公認ガイドがいて、それ以外の無免許ガイドには気
をつけるようにとあったので、ホテルのフロントにガイドの手配を頼みました。彼は15分
ほどで到着。早っ!まず馬車をチャーターし、王宮跡へ。王宮といっても城壁が少し残る
のみ。城壁の上にはたくさんのコウノトリが巣を作っていました。チュニジアの時もそうでし
たが、道に迷って一生出てこれなそうなメディナやスークでもガイドがいると安心できるし、
働いている様子や露店などもガイドに断れば写真が撮れます(個人だとトラブルになる
可能性も?)。お座なりの案内でしたが、一通り観光し終わると「明日はどうするんだ?」と
聞かれたので、「これといって決まってない」と言うと、いくつかのツアーを提案してくれた
ので、私たちは「ワルザザード」に行くツアーを頼みました。
話は前後しますが、ランチは(ツアーは休憩)ホテル近くのモロッコ料理店に。モロッコ料理
というのは「クスクス」や「タジン」など、まだまだ日本では馴染みがありませんが、日本人の
口にも合いますし、野菜が多くとってもヘルシーです。特にクスクスは小麦粉になる前々
段階の「ブレ」というもので、知り合いのフランス人曰く「便秘にいい!」とのことです。
この日の夜は「ファンタジア」というショーをフロントで予約しました。マラケシュに行ったら
是非見たいと思っていたのです。食事を食べながら民族舞踊を見たり、豪快な騎馬ショーを
見せてくれます。夜、私たち専用の車が迎えに来てくれて、真っ暗な道を3~40分走る
と何もない草原(真っ暗で見えませんが)にポツンと幻想的な建物が浮かんできます。
アラビアンナイトの世界です!私たちや他の観光客を迎えるために、スタッフがいろんな
民族衣装を着て、歌ったり踊ったりして出迎えてくれます。内部は大きく美しいテント
(キャラバン)がたくさん並んでいて、グループごとに分けられます。各テントの内装も
豪華で50人くらいは入れそうです。食事は伝統的なモロッコ料理。食べていると、たくさん
の踊り手・歌い手・バンドたちが周ってきて、私たちの周りで披露してくれ、一緒に踊らされ
ます。同じテントにいたカナダ人たちはもうノリノリでしたが、こういうのに慣れていない
日本人はなかなか大変です。そういえば・・・私って、このモロッコ・マラケシュでも踊りま
したが、スペインのグラナダでもフラメンコを踊らされたり、トルコ・イスタンブールでも舞台に
乗せられてベリーダンスを踊らされたり、歌まで歌わされたり・・・。世界中で大活躍???

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ファンタジアショーの一部

モロッコへの思い PartⅡ

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